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お刺身は短冊で買うのがオススメ!魚屋が教える短冊の使い方

皆様は鮮魚コーナーでお刺身を買われるときはどうしていますか?
多くの方がカットしている物を買われていると思います。

今回オススメしたいのは、短冊(刺身用のブロックの状態である物)を自分でカットして刺身にする事です。


なぜ短冊をオススメするのか?

オススメする理由は2つあります。

  1. 食べる前に切る方が鮮度が良い。
  2. カットしているお刺身に比べて割安になっている。

食べる前に切る方が鮮度が良い

鮮度は、魚は包丁で切った部分から時間が経つに連れて鮮度が落ちていきます。
なので、短冊のままで保存し食べる前にカットした方が鮮度が保たれます。
また、カットした刺身は消費期限が「当日」に設定されていますが、短冊は翌日や翌々日まで設定されていることもあり、日持ちします。

カットしているお刺身に比べて割安になっている。

お買い得な理由は、魚屋視点で話すと手間やコストがかかっているお刺身より手間やコストのかからない短冊の方が当然割安になります。
更にお得情報を言うと、短冊は“特売品”として扱いやすく、チラシや特売日に安く販売する機会が多いです。
「安いけど使い方が分からないし・・・」と思っていた貴方。今回の記事を読んで使うようになっていただければ幸いです。

お刺身の切り方

お刺身の切り方といっても様々有りますが、ここでは1番基本となる「平切り(平作り)」をご紹介します。

1.短冊をまな板に置きます。

身の厚みが高い方を奥にしておきます。


2.包丁を入れます。

包丁の刃元(包丁の下の部分)を刺身に当て、手前にスーッと引きながら1回で切るのが正しいやり方です。
決して「ノコギリのように何度も押し引きする」様な入り方はやらないで下さい。身が潰れ、見た目も食感も悪くなります。

 

その後、切った刺身を包丁で右に寄せ残りも同じように1cm程度の感覚で切って重ねていきます。
魚は頭の方が大きく尾の方が小さくなりますので、一切れの大きさを揃えるために身が細くなるにつれて斜めに切っていくのがコツです。


3.盛り付け

全部切ったらお皿に盛り付けていきます。
短冊コーナーには大根ケンやあしらいなどを一緒に販売していますので活用してください。


おまけ情報

鮮魚コーナーでは対面コーナーやパックにて「お刺身用」と付けて販売している丸魚があります。
そういう魚をお店で捌いてもらって家でお刺身を楽しむのもオススメです。
(お店によって調理サービスを行っていない場合もあります)

吉井鮮魚では丸魚の下処理は勿論、3枚下ろしや短冊などの加工対応します(無料)。